2007年07月01日

男どうし

有朋自遠方来 不亦楽乎
朋有り遠方より来たる。亦楽しからずや。

「友」が"志向を同じくする者"を指すのに対して、「朋」は"同門の学友"を指すのだそうです。"同門"ということは、ともに同じ師に学んだ、ということなんでしょうか。すると微妙に意味がずれるかな…


大阪の友人が、研究会で東京に滞在中、と知ったのは金曜日の午後でした。連絡を取ったら土曜の夕食を一緒する話がとんとん拍子にまとまりまして、さぁお店を決めるのに一苦労。

「何がいい?」と聞いたら返事は「ワイン飲みたいねぇ」…
あのさ、普通は中華、とか、イタリアンね、とか答えるもんじゃないんでしょうか? あるいはせめて、新宿にいるからこの界隈で、とか、テレビドラマで話題になった神楽坂、とか地域限定。

ワインですかい。あらぁ。
普通ならライトフレンチとかイタリアンなんでしょうけど、男2人だし、それじゃ面白くないよね。と「東京情緒食堂」なんていう雑誌をぺらぺらめくっていましたら、「ビオ・ワイン(自然派ワイン)を楽しめるのはフレンチやイタリアンばかりではない。中華や和食も…」という記事がありました。
その小さなコラムの中にあったのが、和食のお店、「銀座 大野」。

これですね。決まりです。
開店は午後5時ということでしたが、土曜日の午後2時半、お店に電話してみました。仕込みの最中でお忙しかったでしょうが、何とかいっぱいの予約の中に、2人分の予約を突っ込んでいただきました。

訪れたお店は、銀座コリドー通りの中ほど、小さな路地の突き当たりにある、小さなお店でした。
「お飲み物は?」と差し出されたメニューは、見事にワインリストです。シャンパンから始まって、各種ワインが山ほどですが、基本的にはフランスワインです。お店の成り立ち(背景)ゆえのようですが、興味のあるかたは、「銀座 大野」でぐぐってみてね。
グラスワインも赤白、各5種類くらいずつあって、ボトルを頼むよりもグラスワインを色々楽しむのも、とっても素敵です。
白には甲州が1つありました。これも素直な美味しいワインでした。

食事とのマリアージュも楽しめて、気が付いたら、梅酒で始まって、ロゼのシャンパンに、白を3種類と、あれ、結構飲みましたね(笑)。
でもあまり酔わないのは、待ち合わせ中に飲んだ「ウコンの力」が効いてるんでしょうか(爆)。いや、飲みそうな気がしたから、あらかじめ飲んでおきました(笑)。
食事も美味しくて、最後のご飯なんて、赤味噌のお椀と漬物だけで、2人しておかわりしちゃったもんね。

路地を挟んだ向かいにある、「シンジケート」という小さなバーに移って、11時過ぎまで、随分おしゃべりしました。もっぱら僕ばかりしゃべっていたような気がしますが…(爆)
旅の話も、仕事の話も、京都の若旦那夫妻の話も、どれもこれも素敵でした。

昔、NIFTY-Serve なんていうパソコン通信にはまっていた頃、「日本中に友達がいる」というのが密かな喜びでした。遊びに行けば、きっと誰かが一緒してくれる、というのは、寂しがり屋にはたまらない幸せです。
友人と語るひと時、というのは、オアシスの水に匹敵するんでしょうね。


さて、論語はこう続きます。

人不知而不慍 不亦君子乎
人知らずして慍(うら)みず。亦君子ならずや。(人が自分を認めてくれなくても不満を持たない。なんと君子らしいことではないか。)

バーでの会話への返歌として、これを贈ります。

posted by GO at 11:04 | Comment(3) | TrackBack(1) | 雑文
この記事へのコメント
こんばんは

TB、ありがとうございました
大野さん、なかなか居心地のいいお店ですよね
グラスワインも意外に充実してるのを知って、ちょっと意外でした
今は鮎のコースがいいみたいなので、近々また行ってみたいです

それにしても、知的で素敵なブログですね
また寄らせて頂きます
今後ともよろしくお願いします
Posted by たけ at 2007年07月02日 22:00
その友人の方もきっと充実した時間を過ごされたことでしょう(笑)。

人不知而不慍 不亦君子乎
というのも、なんとも意味深い言葉ですね。
果たして、私自身、どこまでこの言葉を自分のものとすることができるのか、自信がありません。


私が好きなのは、(司馬遼太郎にも出てきますが)
「曾子曰く、以て六尺の孤を託すべく、」
(自分が亡くなるときに、自分の幼子を託すことのできる相手こそが、まことの君子である、)
という箇所です。

しばらくは梅雨が続き、暑い夏に突入します。
当直も多いことと思います。
ご自愛ください。(と、まじめモード)
Posted by 豆井電球 at 2007年07月02日 22:11
>たけさん
はじめまして。コメントをありがとうございます。
お店を決める際に、ブログを参考にさせていただきましたので、そのお礼にTB送らせていただきました。

我々が食べたコースが、多分鮎のコースです。
大変おいしかったですよ。おすすめです。
ぜひお楽しみください。


>豆センセ
人の縁とは不思議なものです。
この台詞が「縁切寺」という歌に出てくるところがびみょ〜ですが(笑)。
ちなみに我が家のお墓は、たった1文字「縁」と書かれています。って話題が違うか。

自分や家族を託すことのできる、信頼できる知己を得ることができたら、幸せですね。

大阪もあっつぅぅいことと思います。
美味しいものを食べ過ぎ(てメタボになら)ないよう(笑)、ご自愛ください。

また、飲みましょうね。
Posted by GO at 2007年07月02日 22:36
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