2017年01月30日

君を飾る花を咲かそう

「わたしにも弟がいるって言ったら、うそだね〜 って言われた」
帰宅したら、娘が不服そうに訴えてきました。
僕が抱えている花束を見て、「きれいだね〜 かわいいね〜」と言いながら、花瓶に生ける準備を始めました。
「わたしの花束もあるんだ」と、昨日寄ったダイソーでパパにねだった花束を、そっと添えていました。
そういえば何日か前、「わたしの家族はね〜」と何かの話でそんな話題になって、「パパでしょ、ママでしょ、グランマに弟くん。」さらっと息子の名前を口にしていました。
娘の会話に、時々息子の名前が登場します。
彼女の中に、間違いなく息子が生きていることに胸が熱くなります。

娘を抱きしめるとき、娘の手を握りしめるとき、心の中でいつも息子も一緒に抱きしめ、手を握りしめています。
4歳になった息子を想像するのは難しいけれど、きっと彼ならこんな反応をするんじゃないか、こんなことを言うんじゃないか、そんなことを想像しながら「君もおいで」と呼びかけています。

息子を授かったとき、2人を平等に愛せるのだろうか。Twitter にそんなことを書き込んだら、「大丈夫、愛情は2つに分けるのではなく、2倍になるんだ」と教わりました。
確かに、息子への想いは娘への想いと遜色はなくて、愛情は2倍になっています。

以前に書いたような気もするのですが、庭の芝生の上を、とてとてとて〜 と走る息子を娘が追いかけている。それは息子を授かったときに思い描いた願いで、そしてとうとうかなわなくなった夢でありました。
モグラで荒れた庭をきれいにしよう、と芝生をはがして、代わりの芝の種を購入してみたものの、そこを走る息子がいない、という事実がどうにもやりきれなくて、そのまま放置して1年以上経ちました。
妻は何となく庭の立木と花壇もどきに手を加えましたが、僕がやる気がないためか、やはり何となくそのまま放置。庭には花壇に使ったレンガが散乱し、芝生用の砂・養生土が積まれたままです。

君を飾る花を咲かそう
心を込めて育ててゆくよ
数え切れない やさしい想い出を
包み込むほどの甘い香りに
見送られてゆけるように

君を飾る花を咲かそう
心を込めて育ててゆくよ
旅立つ君へ僕が出来ること
何もないけれど強く生きるよ
優しい君が 躊躇わずに ゆけるように…

もう少し暖かくなったら、久しぶりに庭に手を加えたいと思います。
もし妻が花壇も整えられたら、息子を想って花を植えたいと思います。
いつまでもともに生き続ける。その想いで名付けた息子は、その名前の通り、家族の中で生き続けています。

4歳の誕生日に。
涙と笑顔と切なさと愛しさとともに。
posted by GO at 23:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑文
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