2010年04月12日

ふるさと

ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの
よしや
うらぶれて 異土の乞食となるとても
帰るところにあるまじや

娘が生まれて、とてもにぎやかになったこの頃。
家の中は、お姫様中心にまわっています。齢78になる母も、もはや抱く夢はかなわないだろうと諦めていた孫を抱けるとあって、心なしか若返り、元気になった気がします。
伯母や叔母も、孫は育ちあがってしまったクチなので、久々のチビちゃん登場に、何となく賑わいでいます。

さて、日本のそんな状況を、それとなく察知したのがハワイに住む妹でした。
彼女にとって血のつながった姪ができた、と喜んではいるものの、自分はまだ子供に恵まれないためなのか、何となく寂しい様子。にぎやかな日本の実家を想いながら、どうもホームシックにかかったようです。

"This is a pen." レベルでハワイに渡り、10余年。
すぐに逃げ帰ってくるのだろうという予想は見事に裏切られ、優秀な成績で大学を卒業し、就職し、グリーンカードを取り、結局結婚までしちゃいましたから、彼女の生活基盤は全てハワイにあります。もう日本に戻ることはないと思っていたのですが、どうも今回のホームシックは結構深刻なようです。

ひとり都のゆふぐれに
ふるさとおもひ涙ぐむ
そのこころもて
遠きみやこにかへらばや
遠きみやこにかへらばや

昔と違って、ハワイなんて水杯を交わして出かけるほどの場所ではないのですが、心理的な距離、というのは確かに存在するのでしょう。
気軽な里帰りは、何の抵抗も無くできるのでしょうが、里心がついたときの里帰りは、もしかしたら全てを捨てて来る覚悟が必要になるのかもしれない。
帰りたいけれど、帰れない。そんな葛藤を抱えているような気がします。

そんな妹夫婦から、誕生(出産)祝いが届きました。ホノルルのベビーザらスで手に入れて、贈ってくれたようです。
日本で売られているベビーモニターは、ほとんどが音声のみなのですが、これはカラーモニター付き。しかもカメラが上下左右に動く優れものでした。
すごく便利で、かなり助かっています。

そこで、里心のついた妹に、内祝いのお返し。
Slingbox PRO-HD (SB300-100) と言います。
日本のテレビをこの Slingbox でキャプチャーして、インターネット経由でストリーミング(送信)する機械です。
インターネットの向こう側では、無料のパソコンソフトで見るか、SlingCatcher という機械をテレビに付ければ、リビングルームのテレビでも見られる。
Slingbox にはリモコン(IR ブラスタ)が付いていて、これを操作して、日本のテレビのチャンネルを変更します。
このリモコン機能を使えば、DVD レコーダーやケーブルテレビのセットボックスも操作できるわけです。

かつて日本では、SONY がロケーションフリー(ロケフリ)という機材を出していました。が、もう生産中止。ヤフオクでは今でも、アメリカから輸入した LF-V30 という機種が出てますが、かなりの高額で、しかもこれを買っても、テレビで情報を受けるテレビボックス(SlingCatcher 同等品)はもはやほとんど手に入りません。
落札しても、パソコンでしか見られないんじゃ、あまり価値は無さそうなのですが・・・?

この Slingbox ですが、4月7日にアメリカのアマゾンに注文して、11日には配達されてきました。早いっ!
昨夜セットアップを終了して、試してみたら、それはまぁ見事に、テレビがインターネット経由で見られました。しかも室内LAN経由だと、もうほとんど画質劣化がありません。
あ〜 つまりこれがあれば、ケーブルテレビやスカパーのセットボックスは一家に1台あれば良いのか?
Slingbox をリビングに置いておいて、自分の部屋では SlingCatcher を使ってセットボックスを操作・テレビを見ることが出来るわけです。
ただ、リビングと自室と同時に見るなら、同じチャンネルしか見られないわけですけど。

設定はちょっとだけ悩みましたが、難しくは無かったので助かりました。インターネット上に、沢山の情報がありましたし。
自宅は NTT のフレッツ光が入ってます。ルーターは PR-S300NE。
ここ(Slingbox Fan)を参考に、ルーターの「静的IPマスカレード設定」をしてあげたら、ちゃんとインターネット経由で送信ができました。

妹も早速パソコンでチェックした模様。
日本のテレビがリアルタイムで見られる、と喜んでいました。
外出時は、SlingCatcher からレコーダーに録画して、帰宅後に見るそうです。
これで少し、ホームシックが治まってくれると良いのですが。

posted by GO at 19:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑文