2009年11月11日

オホーツクの舟唄

森繁久彌さんが亡くなりました。
96歳とのことですので、天寿を全うされて、と言いたくなるのですが、ご本人は100歳までお元気に過ごすことを願っていらしたようですので、もしかしたらこころざしなかばに、という方が正しいのかもしれません。

この昭和・平成の大俳優を知ったのは、父が歌う「知床旅情」からでした。確か家のどこかには、森繁久彌さんのLPレコードが残っているはずです。
有名な舞台「屋根の上のバイオリン弾き」は見たことが無いのですが、映画やドラマは子供の頃に良く見た記憶があります。
なんと言うか、子供心にも味のある方だなぁ、と印象深くて、とても好きな俳優さんでした。
歌声も暖かみのある、素敵な声でしたね。

「知床旅情」は加藤登紀子さんが歌って大ヒットしていますから、知らない人はいないと思うのですが、この原曲は映画「地の涯に生きるもの」のロケ最終日に、詩に即興で曲を付けて歌った「さらば羅臼」という曲だというエピソードは、知られているような、いないような。
この詩の詳細は知られていないのですが、恐らくは今日のタイトル、「オホーツクの舟唄」がそれに近いのではないか(あるいは全く同じもの?)と思います。

少し前 YouTube で、森繁さんが「徹子の部屋」に出演されたときに歌われた、「オホーツクの舟唄」が登録されているのを見つけてダウンロードしたのですが、今日探してみたら、どうも削除されているようです。残念。倍賞千恵子さんのバージョンはまだ残っていますから、興味があれば探してみてください。オホーツクの海に暮らす人々の想い、国後(クナシリ)への想いにあふれた、良い歌です。

大学時代に知床を旅しました。
羅臼から海を眺めると、本当にすぐ目の前に国後が見えたのに驚きました。
町の土産物店からは、「知床旅情」の歌が流れていました。
明るい夏の観光地としては「知床旅情」が合うのかな、とは思うのですが、この頃はまだ「オホーツクの舟唄」は知らなかったんです。もし知っていたら、またちょっと違う感慨にふけったかもしれません。

加藤和彦さんが亡くなったのもショックでしたが(これでフォークルの2回目再結成は無くなってしまったんですね。NHKの再結成解散コンサート、録画しそこねたのが、返す返すも残念)、大好きな方々が旅立たれるのは、寂しいものです。

明日の「徹子の部屋」森繁久彌さん追悼番組は録画しなくちゃ。
晩年の森繁さんが朗読された「葉っぱのフレディーいのちの旅」はなかなか素敵です。ぜひ一度手になさってみてください。
大俳優の旅立ちを悼みます。

posted by GO at 17:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑文