2008年11月17日

Come Fly with Me

映画館で映画を見た最後はいつだろう、と考えてみると、もしかすると「紅の豚」を見たのがそれかもしれない。
研修医仲間の、仲の良い、と言うか、とても大切だった友人と新宿の映画館でした。子供たちが飛行機の中を走り回るのを見て、「病棟とおんなじ〜!」と2人して爆笑したのを良く覚えています。
エンディングテーマの「時には昔の話を」という歌も素敵でしたが、「さくらんぼの実る頃」というシャンソンは大好きな歌で、大学時代、「街の友人達」の1人であるシャンソン歌手に、良く歌ってもらいました。
どちらの歌も沢山の思い出があって、いま耳にすると、とても切なくなります。

さて、それではその後映画を見ていないのか、と言われたらそんなことは決してないのですが、大抵は飛行機の機内か、DVDを借りて見ていることになります。
それこそ友人たちの話題に上っていた「Sex and the City」も、バンコク行きの機内では「先月の映画」で見られなかったものの、成田に戻る便では期待通りプログラムにあってしっかり見ましたし(747で良かった。しかもアップグレード?でファーストクラスの席でした 嬉)、話題の新作の多くは、このように機内で見ています。
見損ねたらDVDですが、これとて今は郵便で配達してくれますから、家でパソコンを叩くだけ、と便利な時代になったものです。

そんな中、久々に機内で見るまで待てない、DVDになるまで待てない、と思わせる映画に出会いました。
試写会行きまくりの友人は一足先に見て、「突っ込みどころあるけど、面白いよ〜」とその日記に書いていましたから、やっぱりこれは映画館で見るかなぁ、と思わずにはいられない(笑)。
まぁ、どうせヲタですよ(苦笑)。でも「乗って出かける」のが好きなのであって、その他はそれほど詳しくないんですよね(ほんとか?)

というわけで、公開初日に見てきました、「ハッピーフライト」。
初日だというのに、昼過ぎの上映はそれほど混雑していなくて、多くの人にはやはり「レッドクリフ」の方が良いのでしょうか。

そうですね、確かに友人が言うように、「あら?」という場面もありますが、それがまた面白かったりしますし、少なくともTVドラマの「Good Luck!!」よりは、はるかにきちんと作られています。
コーパイくんが主役、とも思えるのですが、むしろ様々なエピソードがちりばめられた群像劇で、誰もが本当にいそうで楽しい。
ついでに、少しだけヲタが入っていると、さらに色々と分かって楽しい。
あちこちの場面で大笑いしましたが、後半はぐいぐいと引き込まれるところもあって、堪能しました。コメディーなのかな、と思ったのですが、もしかしたらライト・パニック映画だったんでしょうか?(爆)

鑑賞券をあてた友人もいるようですが、楽しめますよ、絶対に。
でも、もしかしたら「類とも」と一緒に見ると、さらに楽しさが倍増するかもしれません。

みんなで鑑賞会しますか?(笑)
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2008年11月02日

愛の景色

小児科医の夏休みは、いつも子供たちの夏休みが終わってからですから、大抵は9月とか10月になります。喧騒の日々が終わり、少し落ち着きを取り戻してきた頃。もの思う秋、でもあります。

休みを取って、つかの間の休息、と飛行機に乗り込むわけですが、このロングフライトで、どういうわけか必ず1曲、心に残る歌に出会います。
最近の国際線のオーディオサービスは、オン・デマンドだったりするわけで、はまった1曲をひたすらリピートで聴く、なんていう芸当もとても簡単。心に染みる歌を飽きもせず繰り返し聴いて、静かにその歌の余韻を楽しむのでした。

一昨年は安全地帯の「出逢い」でした。
安全地帯は、大学受験で降り立った駅前に、当時流行していた「ワインレッドの心」が繰り返し流れていたのが忘れられない思い出です。大学の終わり頃には、安全地帯のギタリストのお兄さんの家に居候していましたので、ちょっと身近に感じるグループでもあります。
丁度旅の少し前に、予想もしなかった別れを経験して、打ちのめされていたときでした。今もイントロで胸がいっぱいになるのですが、「連絡はないけど元気でいますか」という歌い出しから始まるこの歌の世界は、当時の心象風景に、まさにぴったりはまったんでしょうね。
何度も繰り返し聴いては、涙したのを覚えています。
そういえば、不思議な出逢いがあって、こんなのを書きましたっけ。

昨年は竹内まりやさんの "Denim" に収められている「人生の扉」でした。
年老いた母を連れてエジプト旅行をした際に聴きました。
まさに年を重ねる残酷さや、時が過ぎることへの焦燥にかられていたときでした。
いろんなことを考えて、帰国して書いたこの雑文は、我ながら結構気に入っています。

そして今年出逢ったのは、藤田恵美さんの「愛の景色」でした。
藤田恵美さんといえば、「ひだまりの詩」で有名な Le Couple(ル・クプル) のヴォーカルで、最近は「Camomile」シリーズのCDがとても素敵です。僕と同じ学年なんですよね。
この歌も、イントロのピアノがとても心に染みるのですが、さすがにご自分の歌だけあって、とてものびのびと、美しく歌い上げています。
なんだろう、こんな暖かな、柔らかい陽射しの中にある幸せ、というのに、ものすごく憧れます。渇望している、と言っても良いかもしれない。
幸せの青い鳥は、実はいつでも自分の一番身近なところにいて、そこに目を向けさえすれば、穏やかに静かに、自分を包んでくれる。
そんな「当たり前な日常」の幸せについて考えます。

毎年、こんな風に心に残る歌に出会うなんて不思議。そんな話を先日友人にしたのですが、まぁ沢山の歌が用意されていて、オン・デマンドで好きなように聴ければ、1曲くらい心の琴線に触れる歌もあるでしょう、と言われました。いや、そう言ってしまっては、身も蓋もないような気がするんですが…
そのとき抱えている感情や、置かれている状況によって、様々な心象風景があるわけで、でももしかすると、その歌は出会うべくして出会うのかもしれない。そんなことを考えたりします。

次は、どんな歌に出会うんでしょう。
そのときの僕はどんな風に生きていて、どんな思いでその歌を聴くのかな、と想像すると、楽しみなような、不安なような。





posted by GO at 01:22 | Comment(4) | TrackBack(0) | 雑文