2008年08月17日

蝉時雨

暑い夏は、本当なら自然の風に吹かれながら寝るのが良いのでしょうが、暑がりの僕はいつも、クーラーをしっかりかけてタオルケットにくるまって寝ています。
それでも朝、窓から差し込む陽射しに、何となく暑さを覚えて目が覚めるこの頃。盛夏なのか、そろそろ晩夏なのか、いずれにせよこの暑さももう少しのお付き合いのようです。

先日バンコクから帰国したときに、成田の方がよほど暑いじゃん、と思ったのですが、もしかすると気温そのものよりも、むしろ湿度が体感温度に関係しているのかな、と思ったりします。
そういえば、もう2年半ご無沙汰ですが、ハワイでは木陰に入ると涼しく感じるものです。

この暑い夏の風物詩と言えば、何を思うでしょうか。
「金鳥の夏 日本の夏」のCMなら、蚊取り線香、大文字焼き。
浴衣の美人(笑)にうちわで風を送ってもらったら、幸せかな。
僕は経験がありませんが、蚊帳という人もいるかもしれない。
このあいだ歩いた神楽坂の路地には、風鈴がありました。

「モーニング」に連載されている「とりぱん」という漫画は、漫画ではありますけれど、結構叙情的で好きです。
この連載の最近の号に、作者が東京に来ていちばん驚いたことは、「夜でも蝉が鳴く」ことだった、とあります。彼女にとっての「東京の夏」だそうです。
「暑いから? 北にはいないセミ?」と不思議がっていますが、もしかしたら東京は夜でも明るいから、というのもあるのかなぁ?

けれどふと気付くと、そういえば最近、蝉時雨を聞く機会が減ってきているような気がします。
あの、わしゃわしゃ・じーじー・みーんみーん… の声を聞くと、それだけで暑さが倍増するので、とても「明るい夏の日はとてもいい気持」とは思えないのですが(苦笑)、この夏は、じりじりと照りつける陽射しの中で降り注ぐ蝉時雨を聞いた記憶がありません。
決してビルの中にばかりいるわけじゃないから、気付かないだけ、というわけではないと思うんです。セミは鳴いても、蝉時雨になるほどの数がいないのでしょうか?

すこしずつ自然が狂っているからなのか、アスファルトに固められた土地しかないからなのか、それともやっぱり単に僕が気付かないだけなのか。
皆さんの街では、今でも蝉時雨、聞こえていますか。

posted by GO at 02:28 | Comment(10) | TrackBack(0) | 雑文