2008年05月30日

遠くへ行きたい

うす曇の天気ながら、気温はそれなりに高い午後。
窓を開け、サンルーフを開けて車を走らせると、結構気持ちが良いものです。オープンカーに乗る勇気は無いけれど、こんな日はそんな車もいいなぁ、とちょっと思います。
セキュリティチェックを抜け、いったんぐるっとビルを回りこんだあと、なるべくビルの入り口に近い駐車スペースを探したものの見つからず、結局渡り廊下の階段近くに駐車。
エレベーターで渡り廊下へと上がると、右はANA成田マネジメントセンター。左が1ビル。この渡り廊下、いつもANAの職員しか歩いていない気がするのは、気のせいでしょうか。

平日の午後だというのに、成田空港の1ビルは、老若男女、観光客もビジネスマンも、日本人も外国人も、入り乱れて結構なにぎやかさでした。
エアカナダのチェックインカウンターが混んでいましたから、カナダへのツアーが出るのでしょう。エコノミークラスのチェックインエリアは、旅立ちの軽い興奮に包まれた人々でざわめいています。
その人ごみを抜け、南ウィング・エリアBのファーストクラス・チェックインカウンターのあたりまで来ると、よく言えば静寂、違う言い方では閑散とした空間が広がっていました。
ビジネスクラスでチェックインするときは、大抵エリアAのスターアライアンス上級会員向けのカウンターを使うのですが、やっぱりファーストクラスに乗る時は、ファーストクラス・カウンターでしょうか。JALのカウンターだと、微妙に優越感をくすぐってくれるインテリアですが、ANAはせいぜい赤い絨毯が敷かれている程度。それもまた、そっけなくって悪くないと思いますけれど。

東京銀行(今や正式名称は、三菱東京UFJ銀行 まぁ長ったらしい)で緊急の外為送金(時間があれば、シティバンクに送金先を登録して送れるから、手数料安いのにね)をしてスターバックスへ。
スタバではグランデを買え!」という本がありましたが、「今日のコーヒー」のグランデをホットで、さらにベジタブルサンドを買って、ぶらぶらと先ほどのエアカナダチェックインカウンターのあたりまで戻り、ベンチで一休み。

目の前を、青い目の子供を抱いた日本人女性が通り過ぎます。
そのすぐ後を、大きな荷物抱えた白人男性がよたよた。
長い列に嫌気がさしている初老の男性は、ちょっとイラついて奥様にたしなめれています。
隣のベンチには、旅行代理店の係員。忙しそうに書類をチェックしていますが、さっきから何度も右へ左へ右往左往している、旗を持ったツアコンさんは、おたくの会社じゃありませんの?

独特のチャイムと独特の口調で、最終案内が流れます。
そういえばこのチャイム、成田空港バージョンと羽田空港バージョンと2種類ありますが、それぞれ携帯のメールやメッセージの着信音にしてあります。
突然胸の携帯から、「ぱんぽんぱんぽ〜〜ん」とメールの着信音が鳴ったとき、ぎょっとしたようにこちらを見たのは、旅行代理店の係員さんでした。嫌いですか、このチャイム?

ざわついていた一団が、チェックインを終え潮が引くようにチェックインエリアから消えて行きます。
フロアには、すこし落ち着きが戻ってきました。

考えてみれば、年に何度もこの空港を訪れ、非日常の世界へと旅立っていますが、何度来ても慣れるとか飽きるということが無い空間です。いつでも何となく、わくわくする。今回の様に、旅をするわけでなくても。
多分、僕にとって、旅をすることに飽きるなんて、ありえないのでしょうね。
知らない街も、知らない海も、知らない人も、知らない言葉も、それに出逢い、ふれるために旅をするわけで、その出逢いへの期待に、胸躍ります。
それはもしかしたら、昔見た「兼高かおる 世界の旅」や「永六輔の遠くへ行きたい」から受けた影響が大きいのかもしれません。
この地球上には自分の知らない世界がある。子供心に、わくわくしました。もしかしたら、竹内海南江さんのように、旅をする日常に生きたい。

けれど、旅の行きつく先がどこなのか、旅の終わりにはいつも考えるのでした。
旅を続けたい自分と、日常に戻ろうとする自分。
もし、食い扶持を稼ぐ必要がなくなったら、旅の中に生きるのだろうか。それとも、旅が日常になったとき、それは色あせてしまうのでしょうか。
放浪の作家、森敦さんが、「旅は漂うためにあらず、帰るためなり」とおっしゃった。確かに、帰るところがあるから「旅」なのかもしれません。

そんなことをぼんやりと考えながら、電光掲示板がまた1つ進むのを眺めたのでした。

ところで、旅先には愛する人とのめぐり会いが待っているはずなんですが。あれ?
posted by GO at 02:09 | Comment(20) | TrackBack(0) | 雑文

2008年05月19日

悠久(とわ)なる島

夕食前の腹ごなし、と国際通りを牧志からぶらぶらと歩いていた途中、澄んだ女性の歌声に足が止まりました。
海人のTシャツなどを売っているお土産屋さんの店頭。CDプレーヤーから繰り返し流れるその歌に惹かれて、しばし聞き惚れた後、店員さんに尋ねてみました。「僕の知り合いが歌っているんです。エリチハといいます。」初めて聞く名前でしたが、何だかとっても心に染みる歌でした。CDを尋ねると、金城(かなぐすく)という居酒屋にあるかもしれない、とのこと。早速、貸切開店準備中のお店を訪れましたが、残念ながら、活動休止に伴ってCDも全て売り切れてしまったとのことでした。
千葉に戻ってきて検索をかけまくり、どうやらその歌が「悠久(とわ)なる島」という、出身の伊是名島を歌ったものらしい、と分かったのですが、どこかでCDが手に入らないものでしょうか…
歌の一部はここで聴けるのですが。涙が出そうなくらい、とても素敵な歌です。


さて、というわけで、この週末は沖縄でした。
このところ仕事でストレスが沢山なんでしょうね。この2週間、耳の聞こえが悪くて、受診した耳鼻科では見事な感音性難聴。教授から、「ストレスだろうねぇ。誰かにいじめられてない?(笑)」と言われました。えぇと、心当たりはありますが(爆)。
ストレスには休養が一番、と、当直明けの土曜日、昼の飛行機で沖縄に飛びました。午前中に現地入りしている友人2人と合流して、思いっきり羽を伸ばしたのでした。

今回は(今回も?)大衆食堂食べ歩きなんですが、高江洲そばからはじまって、ルビーに三笠、富士屋、とどめはジャッキーステーキハウスとまぁ、よく食べました。超満腹状態なのに、さらに帰りの機内食も食べたし(爆)。
日曜には、沖縄タッチの古い友人も合流して、瀬長島で離陸する飛行機を眺めながら、ちょっと冷たい海に足を入れて一遊び。引き潮の向こうには、本当に綺麗なエメラルドグリーンの海が広がっていました。
そういえば、久しぶりに潮の香りをかいだ気がします。

「ちゃんぽん」といえば「長崎ちゃんぽん」なのですが、沖縄のちゃんぽんは、とろっとした卵で野菜をとじた、あんかけご飯風。お店によって微妙にバリエーションが違うようですが、富士屋で友人が食べたちゃんぽんは、味見させてもらいましたが、美味しかったなぁ。
サムズ・バイ・ザ・シーにステーキ食べに行こうと思ったのですが、夜中に寄ったdarl bar?(ダールバー)のバーテンダーさんに、「ステーキなら、東町のジャッキーですよ〜」と教わり、方針変更。でも友人たちは、ちゃんと知ってました、このお店。さすがですね。250g のステーキ、美味しかったです。

毎回必ず寄る、おもろまちの大きなスーパー、サンエーでは塩もずくが 450g で 298円 安っ!(笑)
愛用の、シークワーサー入りもずくのたれと一緒に、大量に買い込みました。ついでにタコライスの素も。
買い込みすぎて持ちきれず、結局エコバッグも買っちゃった(爆)。

バタバタとのんびりと入り混じった、一見あわただしそうな1泊2日の旅でしたが、あの「嵐を呼ぶ男」が直前不参加決定だったためか、天気は良く、昼間は暑く、しばし南国を満喫できましたから、リフレッシュ目的としては上出来でした。
たまには、こんな週末もいいかなぁ。
posted by GO at 14:13 | Comment(10) | TrackBack(0) | 旅行