2005年08月27日

当世研修医事情?

決して優秀ではなかった、とか謙遜のように取れる書き方は正しくなくて、むしろ見事な劣等生であった研修医時代。
それでも曲がりなりにも今、何とか医者として働いていられるのは、諦めずに見捨てずに指導をして下った何人かの恩師のお陰だと深く感謝しているんです、本当に。

今の職場に移って、気づいたら10年が経過しているんですが、2年前の新研修医制度開始よりも何年か前から、ウチの病院はスーパーローテート(2年かけて病院内の全科で研修を受ける)で研修医君が回ってくるようになりました。
そうしてようやく(つまりそれ以前には1人も研修医の入局がなかったのね、ウチの職場は…涙)研修医の教育、というものに少したずさわるようになったわけですが、こうなってやっと気づくわが身の至らなさ。自分の何が悪かったのかを、研修医君たちを通してようやく理解したわけです。「わが子を育てて知る親の恩」状態ですね。
研修医君たちを見てイライラする部分は、かつての自分そのものなわけで、それじゃ彼らを叱り飛ばす資格なんて自分にはないじゃないか、と自信をなくすわけです(って、自信、あったの?)。
まぁ、「謙虚であること」と「いつまでも自信を持てないこと」というのは、似て非なるものなんですけどね。僕はどっちなんだろう。

別段、自分たちの過ごした時代が正しいとも、自分たちが受けた研修が正しいとも主張するつもりはないのですが、研修医君たちに接してみると、何か違う、と違和感を感じ続けているのは事実です。もしかしたら、研修を受ける職場の違い(というのは、国立か私立かの違いにつながるんだろうか?)が、ひっそりと影を落としているのかもしれませんが。

用事があって研修医室を訪れたら、医学書以外の本(決してそれが漫画だなどと事実は書けない)を一生懸命に読んでいる研修医がいたり、インターネットで医学論文以外の検索(決してそれが2chだなどと事実は書けない)をしている研修医がいたり、思わずめまいがしたもんです。
君たちは、病棟にも外来にも行かずに、でも勉強をしているわけでもなく、部屋にこもって何してるんだ?? 勉強すべき時期にそれをしないで、それじゃいつ勉強するんだろうか。あ、勉強しなくても大丈夫なくらい、知識も経験もあるのか。

しかし翻って考えるには、これは明らかにそれを許す教育者側にも問題があるわけです。いや、本当は許しているんじゃなくて、諦めているのかもしれないけど。
古い(と自分で書くと悲しくなるけれど)世代の僕には、研修医は自ら進んで勉強するものだ、という「研修医なりの常識」があるのだけれど、どうも今の研修医君たちは、親鳥がえさを運んできてくれるのを口を開けて待っているように見えます。
であるとするならば、えさを運んであげるか、えさのとり方を教えてあげるか、親鳥はいずれかをしなくては雛は死んでしまうわけですね。漫然とそばに寄り添っているだけではダメなわけだ。

さて、えさを運ぶのと、えさのとり方を教えるのと、どちらが楽かといえば、これはもぉ自明の理です。かくして親鳥はえさを与えるばかりだから、雛はいつまでたっても自立をしない。
そしてある時突然、次の雛が生まれたからと巣箱から放り出しては、放り出された雛はどうなるんでしょうね。
結局3年目になって、自分の医局に所属するようになって、「これじゃマズイじゃん」とばかりに教育を始めるわけですが、学生時代から延長してえさを与えられることに慣れている雛を自立させるのは、気絶するほど大変な作業に思えますね。

これは何も研修医君に限ったことではなくて、最近の新社会人に共通なんでしょうか?
「自分で考える」ことを放棄している、最近の日本人全てに共通なんでしょうか?
責任感を持たせるには、責任ある立場に置けば良いのでしょうか?
しかし、自分が責任ある立場にある、と自覚していない人にはどうしたら良いのでしょうか?

それでも追い詰めてみたら、未熟ながらも少しはがんばり始めた研修医君を受け持って、少しほっとしているのでした。
彼がこの雑文を読んで、何かを感じてくれたら嬉しいと思っています。
でもこんなところ読んでるヒマがあったら、勉強しなさいね。

posted by GO at 03:10 | Comment(1) | TrackBack(0) | 医療

2005年08月08日

衆議院解散ですか

あまり政治的なことを書くのは好まないのですが、今回の一連のマスコミ報道で、どうもよく分からない点が一点。

やはりこのところの予想通り、郵政民営化関連法案は参議院で否決されて、衆議院解散となりました。
反対派の意見としては、「田舎に郵便局が無くなる」だったり、「政府のやり方が納得いかない」だったりします。
僕は法案の全てに目を通しているわけではないのですが、郵政を民営化する、と言われて思うことは2つです。

1つは、郵政関連で働く職員の多くは公務員ですから、民営化によって公務員の削減がなされる。
国はもう、倒産寸前まで借金を抱えているわけですから(きちんと計算すると、実は債務超過だと思うのですが)、少なくとも今より小さな政府を目指すべきでしょう。世界中には小さな政府から大きな政府へのゆり戻しも起きていますが、少なくとも日本では、もう少し小さくした方が良いのではないでしょうか。
この点で、民営化はメリットがあります。

「田舎に郵便局が無くなる」… 今だってニーズの少ないところに郵便局はありません。
でも配達はされている。クロネコヤマトだって届くんですから、郵便だって届くでしょう。
田舎に郵便局が無かったら、その分お金を集められないですか? そこまでして集めなくてはならないのでしょうか? 信用金庫なら、きっと電話1本で集金に行きますよね。なぜ郵便局はできない?? 民営化した方が、営業努力しませんかね。その結果「切り捨てられる」地域が、現状に比べてどれだけ出るというのでしょうか?

2つめは、これが本当は一番のポイントではないかと思うのですが、郵便局が集めたお金はどこに流れるのか。
この行き着く先にある財政投融資は、現実にはわけの分からない特殊法人に流れ、壮大なる無駄遣い、または天下り職員の第2・第3の退職金になっているわけで、その不良債権の穴埋めは、国民の税金です。

ただでさえ借金の多い国なのに、この財政投融資がさらに足を引っ張っている。
第2の国家予算といわれる金額ながら、国会の審議などなく、いいように使われてそのツケばかりが増える。
ここにメスを入れるのが、今回の民営化だと思っていました。
そして、ここにメスを入れられたくない集団が、問題を「田舎の郵便局存続問題」にすりかえているような気がします。

マスコミは、どうしてこの点を問いたださないのでしょうか?
これがよく分からないんですね。ここがはっきりすれば、国民の大多数が、郵政民営化に賛成すると思うのですが(というか、反対する議員を落選させる?)。

これで政局は流動的で、やはり短期的には円安にむかうのかなぁ、と思ったのですが、なんとなく円が上がってます。ドルの動きはよく分かりませんね。
家族がハワイにいる関係上、ドル/円の為替レートには敏感なんですが、マーケットはすでに政局不安を織り込み済みなのかな?

さて、国民投票の結果はどこに流れるのでしょうか。

posted by GO at 23:45 | 千葉 ☁ | Comment(2) | TrackBack(0) | 雑文

2005年08月07日

寝不足…

今週は、小児急病診の夜中の担当だの、重症の子供を受け持ったりだので、日・水・木とほとんど徹夜しました。ほとんど、というのは、まぁ1時間半〜2時間は仮眠できたからなんですが、寝てないのと同じですね。
おかげでもう、昼間でも時々意識が飛ぶわ、頭は痛いわで、それなら blog なんて書いてないで寝れば良いのに。そうですね(苦笑)。

自宅のベッドでは、テンピュールのオーバーレイマットレスミレニアムネックピローを愛用してますが、結構気持ちよく眠れます。
最近、王様の抱き枕なんていうのも手に入れて、これはこれで気持ちが良い。
でもさすがに、睡眠時間が短くてはどうにもならないようで…

身体が重いので、コンビニでユンケルだのリポビタンだのの、ちょっと値段の高い方のバージョン(と言っても 300〜500円だったりする)を試してみましたが、ぜぇぇんぜん効かない。
そういえば以前、この種のドリンク剤の、それこそ 1,000円近くするのを試してみたことがありましたが、飲んでも何の変化も無かった。
先日ドラッグストアーで栄養剤を勧められたときにそんな話をしたら、「あれ? 身体がポカポカ温かくなったりしませんでした? おかしいなぁ。あ、そもそも、ドリンク剤が効かないほど疲れているんじゃないですか?」とか言われて、思いっきり同情されたことがありました。やっぱりそうなの??

学会出張などで地方に行った時に、ホテルでマッサージを試してみることもあるんですが、必ず「こってますねぇぇ。すごいですねぇ」と言われます。で一生懸命マッサージしてくださるんですが、今ひとつだったりする。

唯一身体が軽くなる、と思うのは、タイの古式マッサージです。
あれは効きます(笑)。どんなに時間がタイトでも、必ず2時間コース。それでも日本円で 1,000円しないんだもんねぇ。1,000円のユンケルよりコストパフォーマンスいいよね(って、交通費はどうするんですか?)。
タイの古式マッサージを説明するときはいつも、マッサージとストレッチとカイロプラクティックが一緒になったもの、と言うのですが、概要としてはあってると思うんだけどな。
マッサージのおばちゃんに、必ず「お客さん、かたいね〜」と言われるのはホテルのマッサージと同じ。でも終わるとグニャグニャになってます。首を動かしてもポキポキ鳴らないし。2時間マッサージする方は大変だと思うんですが。

バンコクで懇意の旅行代理店で教わった、足と肩のリフレクソロジーも結構効きます。行きつけのお店は1時間半ですが、翌日以降の古式マッサージに対する前哨戦としては充分(笑)。
夜にバンコク着いたときは、とにかくホテルにチェックインしたら、速攻でこのリフレクソロジーに行きます。

タイだとスパも安いですね。スパというとバリ島が有名でしょうが、あちらは観光客相手だから、現地価格を考えるとかなりの高額。でもタイだとそこそこの値段です(あれ? でもタイでも観光客価格じゃないのか?)。
あまり男性1人でスパに行く人はいないようですが、経験してみると、女性がどうしてエステ好きか良く分かります(笑)。

マッサージ行って、プーパッポンカリー食べて、マンゴーも食べて、現地にいる友人たちと飲んで、ついでに辛いタイ料理で口から火を吹いてゴジラになると、本当に疲れが取れます。
猥雑としたにぎやかさと、人々の人懐こい笑顔と、患者さんたちに会う心配の無い環境は、とても癒されます。

あ〜 バンコク行きたいなぁ(結局それですか 爆)。
posted by GO at 00:32 | 千葉 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑文